冬の読書

2020/02/03 13:27 | コメント

「優等生」とか「いい子」って言う言葉は、なんだかむず痒い。と、発した私に「今この本を読んでいるんだけど。レイシズムについて子供と語り合える関係になれたら素敵だね。」

え?レイシズム?

その言葉の意味もよくわからずに読み始めた「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」

アイルランド出身の父と日本人の母(筆者)の息子さんが通う元最底辺中学校の話。

Eu離脱のちょうど最中、英国社会の最前線の一端をリアルに知ることができた。

もー、本当に面白くてゲラゲラ笑ったり、涙したり、夜中に起きて照明をつけて読書してる私に旦那からクレームが😆

イギリスには様々な移民がいて、人種、民族に階級、貧困問題、ジェンダー、LBGTQ(Qもあるのね。)さまざまな人たちに中で経験を通して学び成長していく息子さんの言葉がイチイチ胸に刺さる。

「いろいろあるのが当たり前だから」

「エンパシーとは誰かの靴を履いてみること」

貧しい家のボロボロの制服を着ている友達に代わりの服をあげたい。でもそれは相手を傷つけることになるのでは?で、いざ渡したら不審の目を向けられる。とっさに「君は僕の友達だから」と言うシーンが好き。

母と息子の何気ない言葉のやり取りにも深く共感したり、ハッとさせられる。

「多様性は楽じゃない。」

「楽じゃないのがどうしていいの?」

「楽ばっかりしていると、無知になるから」

最終章ではスウェーデンでのスクール・ストライキから始まったイギリスでの気候変動による学生運動デモについて書かれている。

筆者のインタビューに書かれていた、「机上」に対する「地べた」
私もニュースなどで目にしていたあの光景だったが、地べたでイギリスの元最底辺校の生徒たちがデモに対してどう感じていたのかを知ることができた。

本当に多様性は楽ではない。でも楽ばかりしていると無知になる。

その言葉の通りだとさまざまな壁にぶつかって考えて彼らなりに突破していく姿に、やっぱり若者は希望だと。でも勝手に簡単に希望を託すのもおかしいので、私ももう少しさまざまことにぶつかって突破していこう!と思うのでした。

こういう本をさりげなく勧めてくれる片品村の図書室は素晴らしい😆ありがとうございます!!!





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