空虚

2006/08/31 23:10 | コメント (1)

映画のDVDを9本借りている。片品ではテレビすらない生活だが、実家に帰ると映画をミダメする。
ただ映画を鑑賞するわけではなくて、いろんな時代・年令・性別はもちろん、その人の立場・背景・心情を理解できるように訓練しながら見るのだ。
そのように見方を変えると、なんとなく日々の暮らしの中で人との接し方が変わってくる、、と私は思う。
「ロスト・トランスレーション」
一番印象に残った映画。今回の横浜生活で感じた空虚さに拍車をかけた。
主演女優のスカーレット・ヨハンソンは知的・聡明、内に秘めた美しさがある。満たされた生活のはずなのに、なぜか空虚で孤独だ。
若い女性の心情をうまく表している。
その空虚さを表現するために監督はきっと「東京」という場所を選んだのだろう。
日本の豊かさを新宿のネオンで表し、ただ楽しいだけのテレビ番組やカラオケ・ゲーセンで遊ぶ日本の若者。要するに見た目だけで中身が薄い・心が貧しい。
映像・音楽ともにセンスがよくて日本を代表するクリエイターも所々で出演し、今の日本を象徴しつつも、日本をバカにした映画だと思う。
でもこれは現実で、バカにされていても気付かずに通り過ぎていく。
気付いた人は立ち止まり生きる意味を見いだそうと必死になるが自分を追い詰めるだけで空虚さが残る、、。
映画「マザーテレサ」でテレサが言った「貧困による飢えは救えても、都会の心の飢えを救うのは本当に深刻だ。」と。
グットマザープロジェクトという生活塾で、そういった生きる意味を見いだそうと模索する人、素直に向き合う人、、ただただ受け入れよう。一緒に学び、未来を夢みたいと強く思った。


1件のコメント

  1. h.furuya on 2006/09/06 20:21

    昨日(9月5日)、片品カレッジ第4期「生き方・教養編」が始まった。
    E.フロムの待つ生き方、在る生き方をはじめに2時間弱の勉強だった。
    ようするに「物より思い出」。
    共感できる話でした。
    ミチコさんの思いも似ているな〜と読んでいて思いました。




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